世界の友だちの1日②中国なんしょうちんしゅう

ゆうだいな自然が目の前!
スポーツもさいほうも大好きなアクティブ少年


世界の友だちは、いったいどんな1日を過ごしているのだろう。
日がれるまで外で遊んでいる?
それとも、放課後はじゅくで勉強しているのかな?
今回は自然ゆたかな中国なんしょうちんしゅうに住む
さいのミンシュウさんにお話を聞いてみました。

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郴州市のれきけんぞうぶつれいかく」の前でポーズを決めるミンシュウさん


 リ・ミンシュウさんが住んでいる湖南省郴州市は、市街地のすぐそばに雄大な自然が広がっているよ。赤いいわはだがそそり立つ「たん地形」が特に有名で、大地のパワーを間近に感じられるんだ。
 ミンシュウさんも自然が大好き。「てんざんこっしつこうえん」ではたこげやキャンプ、「とうこう」では、魚りや水遊びを楽しんでいるよ。「魚は食べるのも好きで、特に『川魚のスープビーフン』が大好物。ほかに『川魚のとうがらみ』や名物の『しゅうどう 』(はっこうしたし豆腐)もおすすめだよ!」
 中国も日本と同じで中学校までが教育。がくも無料だよ。ほん的にはきょじゅう地区の公立学校に進学する。特例として、すぐれたせいせきや試験の結果によって、生徒の要望があれば、行きたい公立学校を選ぶこともできるんだ。ミンシュウさんもたくから歩いて五分ほどの小学校に通っているよ。
 「好きな科目は、『国語』と『体育』、それと『労働』です。裁縫と料理が楽しい!」
 「労働」は、日本の家庭科に相当する科目で、裁縫や料理だけでなく、くつみがきや家電せいひんの使い方などについても学ぶよ。中国どくとくの科目には、ほかに「道徳とほう」がある。社会じょうしきや学生そくかんきょうに加えて、インターネット上のマナーやこうこくに関するしきも勉強するんだ。さすがデジタル化が進んでいる中国だね。
 ミンシュウさんは、習い事もがんばっている。絵画教室とキックボクシングのジムに通っているんだ。「しょうらいは、デザイナー、アスリート、はいゆうのどれかになりたい。人をよろこばせる仕事がしたいな。」
 こうしんおうせいで何でも前向きにチャレンジするミンシュウさんなら、きっとかなえられるはず。

ミンシュウさんの1日 China-C.png

午前7:00 しょう
せんがん、歯磨きのあと、英語の勉強をするのが日課です。この日の朝食はあわのおかゆまんとう、ソーセージ、ランチョンミート、黒トウモロコシ。

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午前8:00 登校・じゅぎょう
登校後、音読、予習をして、宿題をていしゅつします。授業の合間の運動時間には、じゃんけんゲームやサッカー、追いかけっこをよくします。

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12:00 帰宅、昼食
給食はせんたく制です。ぼくは学校が近いので、帰宅して家族といっしょに昼食を食べています。この日のメニューは、唐辛子の肉いため、ぎゅうこつとトウモロコシのスープなどでした。

午後2:00 さい登校・授業

午後5:00 目のマッサージ・自由時間
授業の合間や終わりに約5分間、目の周りや頭部のツボをマッサージ。きんがんふせぐためです。

午後6:00 帰宅・夕食
午後7:00 宿題

午後8:00 自由時間
宿題が終わったら自由時間です。中国しょうもくならべなどのゲームで遊んだり、読書をしたり。図書館から毎週3さつ本を借りていて、特に歴史まんと動物小説が好きです。夕食のじゅんや部屋のかたづけなど、毎日最低10分は家のお手伝いをしています。時間があるときはぎょうや動物饅頭を作ることも。

餃子をつくる.png 動物饅頭_cmyk.png

午後9:00 しゅうしん


名前
ミンシュウ(小学校4年・9歳)
好きなこと
キックボクシング、サッカー、水泳、バスケットボール、すな遊び、インラインスケート、読書
好きな教科
国語、体育、労働(日本の家庭科に相当。特に裁縫と調理)
好きな食べ物
ビーフステーキ、焼肉、唐辛子の肉いため、ぎゅうにゅう
行ってみたい国
ニュージーランド(美しい大草原とオーロラにあこがれて)
日本について知っていること
アニメはドラえもん、ウルトラマン。食べ物はおすし。
将来のゆめ
アスリート、デザイナー、俳優
地球のためにやっていること
ゴミを分別、ゴミ拾い、電気をこまめに消す。
リラックスタイムは何をしている?
中国将棋、五目並べ。読書は1時間。歴史漫画と動物小説が好き。テレビは30分。アニメが好き。ウェブでじょうほうしゅうしゅうやオンラインゲームで遊ぶ。 好きなゲームは「ミニワールド」、「さんごくオールスターズ」、「ねことネズミ」、「地下鉄で走る」など。

China-G.png面積|およそ21万km2(湖南省)/およそ1万9,000km2(郴州市)
人口|およそ6,600万人(湖南省、2020年)/およそ460万人(郴州市、2020年)

※ちなみに日本は、面積37万8,000km2、人口1億2,500万人(2021年)
「郴」は、「森の中の城」という意味。自然がとても豊かで、面積の多くを森林がめているよ。


中国語の「こんにちは!」
你好(ニーハオ)!


中国語の「ありがとう!」
谢谢(シェイシェイ)! 


日本の26倍もの面積をもつ中国は、23の「省」というぎょうせい単位でいきを分けているよ。「省」は日本の「県」よりもずっと大きくて、郴州市がぞくしている「湖南省」は日本の半分ほどの面積もある。「湖南」の由来は、たんすいでは中国で2番目に大きい湖「どうてい」(なんと湖の4倍!)の南側に広がる地域だからなんだ。ほうな水げんを生かして、中国でも有数のいなさく地帯としても知られているよ。郴州市も米作りが盛さかんで、市街地から少しはなれると、美しい田園風景が広がっている。でんとう文化も根付いていて、たいばんそうするげきフゥアグゥー」が有名だ。

参考:湖南省および郴州市ウェブサイト(中国)、総務省統計局ウェブサイト(日本)

取材、文・相澤良晃

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