クッキーとマシュマロとチョコレートでハット(ぼうし)を作ろう!
ぼうしのかざりは、お好みで。どんなかざり付けをする?

材料 (8個分)
板ミルクチョコレート(またはブラック)...... 50g
チョコレートがけクッキー ...... 8枚
マシュマロ ...... 8個
かざり用のドライラズベリー、スプリンクルなど ...... 好きな量
道具
はかり、バット、ボウル(中、小2個)、電気ポット、温度計、シリコンベラ、スプーン、フォーク2本、ふきん ※電気ポットがないときは、やかんを使おう。
初めにやること
●材料を量る。 ●湯と氷を用意する。
●チョコレートがけクッキーは、チョコレートの面を上にして、バットに並べる。

作り方
テンパリング
1

板ミルクチョコレートを手で小さく割って、ボウル(中)に入れる。
2

ボウル(小)の3分の1ぐらいまで、電気ポットの湯を入れる。温度計で温度を測り、水を入れて50℃まで下げる。
大人の人に手伝ってもらう。やけどに注意!
3

2のボウルに1のボウルを重ねる。このとき、チョコレートに湯や湯気が入らないように、注意する。
4

そのまましばらく置き、チョコレートがとけてきたら、シリコンベラで静かに混ぜる。チョコレートがとけて、40℃になったら、湯から外す。
5

別のボウル(小)の3分の1ぐらいまで、氷水を入れる。チョコレートのボウルを重ねて、静かに混ぜながら、27℃まで下げる。
6

もう一度、湯のボウルに、チョコレートのボウルを重ねて、30℃になればできあがり。すぐに温度が上がるので、湯につけるのは数秒だけ。ボウルを湯から外す。
チョコレートをかける
7

チョコレートのボウルに、マシュマロを1個ずつ入れて、スプーンでチョコレートをかける。
8

マシュマロが縦になるように、フォーク2本を使って取り(つきささない。フォークにのせる)、クッキーの中心に置く。
9

かざり用のドライラズベリーやスプリンクルをのせる。すずしい場所で固める。
理科解説
チョコレートは、温めるととけて、冷やすと固まります。この変化には、チョコレートの中にある"とても小さなつぶ"の並び方が関係しています。理科で「塩の結晶」と習うように、チョコレートにも"結晶"という、つぶがそろって並んだ状態があります。
チョコレートは、固まるときにいくつかの結晶の形を作ることがあります。どの形になるかで、見た目のつや、固さ、口どけなどが変化します。
つぶがそろって並んだ結晶ができると、表面がつるつると光り、折ると「パキッ」と気持ちよく割れます。口の中の温かさですっととける、なめらかな食感にもつながります。
反対に、つぶの並びがばらばらな結晶になってしまうと、白っぽくなったり、手で持つとべたついたり、とけ方が悪くなったりすることがあります。
そこで重要になるのが、チョコレート作りで行う「テンパリング」という温度の調整です。
①まず十分に温めて、いろいろな並び方をいったんリセットする
②次に少し冷やし、つぶがそろって並んだ結晶ができやすい温度にする
③最後に少し温め直し、型に流し入れて形を作りやすい状態に整える
という流れで進めます。
こうしてつぶがそろって並んだ結晶が、つややかな見た目や、心地よい固さ、なめらかな口どけを生み出します。理科で学ぶ「温めるとどうなるか」「冷やすとどうなるか」という状態の変化は、日常の食べ物にもつながっています。科学の目で観察すると、いつものおかしがもっとおもしろく感じられますね。

撮影・広瀬貴子
イラスト・磯田裕子
レシピ著者: 原亜樹子
理科解説著者: 高橋正明
