セパレートは英語で「分かれる」という意味だ。
セパレートドリンクは、ジュースと紅茶の2層に分かれる
「セパレートティー」というお茶のアレンジだよ。
かき氷シロップの代わりに、
カルピス(うすめて飲むタイプ)でも作ってみよう。

材料 (300ml容量のグラス1個分)
かき氷シロップ、またはカルピス...大さじ2(30ml)
ジュース(果じゅう100%)...3分の1カップ(約65ml)
炭酸水...2分の1カップ(100ml)
氷...グラス1個分
▼かき氷シロップとカルピス、ジュースは、好きな味で作れるよ。
▼ジュースは、必ず果じゅう100%で、果肉の入らないものを使ってね。砂糖や果肉が入っていると、かき氷シロップと混ざってしまって、きれいな層ができないんだ。
道具
計量カップ、計量スプーン、グラス、トング(なければ、スプーン)、ふきん
初めにやること
●材料を量る。
●冷とう庫に氷を用意する。
作り方
材料を混ぜる
1

グラスにかき氷シロップを入れて、かき氷シロップがはねないように、トングで氷を静かに入れる。氷は、グラスのふちより少し下まで入れる。
2

液体どうしが混ざらないように、氷の上にそっとジュースを注ぐ。グラスをゆすらない。
3

液体どうしが混ざらないように、氷の上にそっと炭酸水を注ぐ。
理科解説
シロップとジュースが上下二層にはっきり分かれる原因は、主に「密度のちがい」と「混ざりにくさ」にあります。
水の中にしずめた氷をはなすと、氷は浮かび上がってきます。これは、氷にはたらく重力よりも、水中の氷にはたらく浮力が大きいためです。 物体にはたらく重力と浮力の大小関係は、物体(氷)と液体(水)の密度によって決まり、密度の大きいものはしずみ、密度の小さいものは浮きます。シロップとジュースの場合も同じで、シロップの密度は1.3 g/cm³ほど、オレンジジュースの密度は1.0 g/cm³くらいです。つまり、ジュースに比べて密度の大きいシロップは下にしずみ、その上にジュースが浮かんでいるのです。ジュースを注いで境界面が少しへこんでも、シロップからジュースにはたらく浮力のために平面にもどります。
砂糖は、目に見えない小さな「分子」という粒がたくさん集まってできています。水に入れると、この分子が一つ一つばらばらに分かれて水の分子と混ざります。大量の砂糖を水にとかしたシロップでは、砂糖の分子それぞれの周りに水の分子が強く結び付いた小さな粒がたくさんできています。それらが密集して動きにくくなるため、液体のねばり気が強くなっています。この結果、シロップとジュースは混ざりにくく、はっきりした境界が保たれます。しかし、液体を作る小さな粒は常に動き回っており、時間がたつと境界付近で少しずつ混ざり合い、境界は次第にぼやけていきます。この粒の動きは温度が高いほど活発になります。セパレートジュースを作るときに氷でシロップを冷やすと、混ざる時間をかせいで美しい層を長持ちさせることができます。
密度......密度とは、体積1 cm³あたり何gかを表し、1.3 g/cm³とは、1 cm³あたり1.3 gあるということです。
浮力......浮力とは、気体や液体が物体をおし上げる力のことで、浮力の大きさは気体や液体の密度と物体の体積で決まります。

撮影・広瀬貴子
イラスト・磯田裕子
レシピ著者: 原亜樹子
理科解説著者: 川角博

